女性の悩み痔とはどんな病気なの?おしりの仕組みや種類も!

恥ずかしい…

相談できない…

病院に行きづらい…

 

』かもしれないと女性たちは悩みながらも、

何もせず痛みを我慢したり、自己流で治そうとしたり、

その結果、症状を悪化させてしまうことが多いようです。

 

痔は成人の半数以上が患っていると言われており、

特別な病気ではありません。

しかし、痔に対するマイナスイメージから放置され、

いざ病院を受診したら、大腸がんや潰瘍性大腸炎、

大腸ポリープだった…

というようなケースも稀にあります。

 

女性たちの悩み『痔』について、しっかりとした対応ができるよう

この記事では痔の基礎知識をご紹介いたします。

痔の正しい知識を身につけて、悩みや不安解消してもらい、

症状が悪化する前に対処する、参考にしていただければと思います。

 

 

痔とはどんな病気!?

『痔』とは…
肛門の病気の総称です。

痔の主な原因は、
便秘や下痢などで肛門に大きな負担をかけてしまうことです。
つまり、便秘や下痢になるような生活をしていると、
痔になる確率はくなってしまいます。

 

痔のイメージは、痛い!
そう思っている人がいるかもしれません。
しかし、全ての痔が痛みをともなうわけではありません。
また突然、大量の出血をすることもあります。
痔の種類により痛みや症状がうのです。

 

 

なんとなく痔という病気は男性に多い。
そんなイメージもあるかもしれません。

しかし調査によると、成人の半数以上が患っており、
男女に比率にほぼ変わりがない。
また、10代20代の若い人たちにも起こります。

 

 

痔を患っている半数以上は「いぼ痔」と言われており、
男性は「痔ろう」、女性は「切れ痔」が多いそうです。

男性はお酒の飲み過ぎで下痢することが多く、
女性は便秘が多いのが原因と言われていますが、
はっきりとはわかっていないそうです。

年齢別では、「いぼ痔」はどちらかというと高齢者に多く、
「切れ痔」、「痔ろう」は若い人に多くみられるそうです。

 

 

おしりの仕組み

人のお尻のは、母親の胎内では最初ふさがっています。
それがお腹の中で育つにつれ、腸が垂れ下がり、
また肛門にあたる部分の皮膚が上に上がってきて、
ひとつにつながり、肛門となります。

 

肛門とは、
おしりの穴の縁から長さ3~4cm管状の部分のことを指し、
肛門のことを「肛門管」とも呼びます。

おしりの穴=肛門ではありません。

おしりの穴は正確には「肛門縁(こうもんえん)」と呼ばれ、
肛門の一番外側にあたります。

 

上から下に伸びてきた、「原子直腸」という腸の管と
おしりの方からくぼんでできた「皮膚」がつながって、
1本の通り道になったものが肛門なのです。

 

腸の管と皮膚の境目は、ギザギザとした歯並びのように見えるため、
歯状線(しじょうせん)」と呼ばれています。

歯状線よりの腸の部分は「直腸粘膜

の皮膚部分は「肛門上皮」と呼ばれます。

 

直腸粘膜」は知覚神経がないため、通常、痛みを感じません。

肛門上皮」は知覚神経があるため、小さな傷でも強い痛みを感じます。

 

肛門の周囲には「静脈そう」と呼ばれる毛細血管が集まっていて、
うっ血」しやすくもあります。

 

このように肛門は複雑な構造かつ機能を持ち合わせた
デリケートな部位なのです。
便の通過による刺激で、切れたり、うっ血したりすると考えられています。

 

 

痔の種類

痔は大きく3種類に分けられ、種類により症状が異なります。

 

いぼ痔(痔核)

肛門は毛細血管が集まっており、柔軟性に富む組織です。
隙間から液体や気体が漏れ出ないよう、蛇口のゴムパッキンの
ような役目をしています。

排便時のいきみなど、肛門にかかる大きな負荷や、
長時時間の同じ姿勢で、肛門周囲の静脈そうが、
うっ血するなどが原因となり、その組織が大きくなって、
「出血」「痛み」「はれ」などの症状を伴う状態を指します。

いぼ痔はできる場所によってさらに2つに分類されます。

歯状線より内側にできたものを「内痔核」。
外側にできたものを「外痔核」と言います。

 

「内痔核」は、初期の段階では痛みを生じません。
また便が内痔核を傷つけて、出血を伴うことがあります。
炎症が広がると痛みがでたり、脱出(いぼが外に出る)こともあります。

「外痔核」は強い痛みを生じますが、出血はほとんどありません。

 

きれ痔(裂痔)

便秘で硬くなった便や、下痢が勢いよく出てしまうことが原因で、
歯状線より下の肛門上皮が切れた状態をいいます。

知覚神経のある皮膚が裂けるため、強い痛みを感じますが、
出血は比較的少ないです。

統計上、女性に多くみられるとされています。
これはダイエットやホルモンバランスが原因で、便秘になることが
関係していると言われています。

食事の量が少ないと、便の量も少なく、腸が刺激されず便秘に。
そうなると便は硬くなり、無理やり肛門を通過させ、
肛門上皮が裂け、きれ痔を生じるのです。

また下痢は未消化物が速いスピードで通過するため、肛門を
傷つけてしまい、きれ痔になることもあります。

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痔ろう(あな痔)

痔ろうは感染症の一種です。
下痢などが歯状線の奥にある「肛門陰窩(こうもんいんか)」という
くぼみに入って炎症を起こし、膿が溜まり、膿が排出された後に、
トンネルができる状態のことをいいます。

薬物では治療ができません。専門医による治療が必要です。

肛門周囲のはれ、激しい痛み、38~39℃の発熱がある場合は
痔ろうを疑い、早急に専門医を受診しましょう。

 

 

まとめ

『痔』は特別な病気でもなく、成人の半数以上が患っている身近な病気です。

恥ずかしい、相談しずらい、病院に行きづらいと、女性たちを悩ませていますが、
女性に多い便秘も大いに関係がありました。

女性のこころもおしりもデリケートだからこそ、
正しい知識で症状を見極め、早めの対処で悩みから解放されましょう!

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