トイレットペーパーについてた・・・
これって、ち? 血?
まさか・・・ 痔? ( ̄▽ ̄;)
いつもブログをみてくださりありがとうございます。
アラフォー女子代表、お一人様のひろみです。
まさか自分が痔だなんて…
恥ずかしくて放置しがちな痔
実はとても身近な病気のひとつなんです。
成人の半数以上は痔を患っていると言われています。
排便時に出血した…
おしりが痛い…
おしりがはれている…
アレ?何か出ている…
おしりのトラブルで悩む女性はたくさんいます。
男性に多いと思われている「痔」ですが、
便秘や下痢をきっかけに老若男女問わず、
幅広い年齢層で起こる可能性があります。
ここでは、女性の人に言えない悩み「痔」について
原因や種類、症状や対処法などをご紹介していきます。
痔に関する基礎知識をに身につけて、自分の症状にあった
治療法や改善策に役立てていただけたらと思います。
ひどい「痔」になる前に、おしりの悩みを解決させましょう!
もくじ
わたしは痔なの!?
自分は痔なのだろうか!?
簡単に確認できるチェックリストがあるので、
まずは自分の症状を確認してみてください。
何個あてはまりますか!?
- 排便時に出血する。
- 排便時に痛みがある。
- 排便時に何かが出てくる。
- 排便時に何かが出てきて、指などで戻さないと戻らない。
- 排便時以外でも痛む。
- 排便時以外でも出血する。
⇩⇩
■4〜6個:痔の可能性やほかの病気(腸の病気など)も考えられます。
すぐに受診してください!!
■1〜3個:痔の可能性があります。早めに受診しましょう。
■0個 :問題ありません。
痔の種類と原因
「痔」というと、痛い、血が出る、そんなイメージがないでしょうか?
しかし実際は、痛くもなく、出血もない痔もあります。
痔の種類や症状って、いったいどんなものなのでしょうか?
痔には
おもにいぼ状のはれができる「いぼ痔(痔核)」
肛門の皮膚が切れる「きれ痔(裂肛)」
肛門に膿のトンネルができる「痔ろう」
この3種類があります。
くわしく見ていきましょう。
そのまえに・・・
複雑なおしりの構造をお伝えします!!
とってもデリケートなんです。
おしりを大事にしてください。
肛門はひとつの管のようになっていますが、
2つの異なる組織が接合したもの。
2つの異なる組織の境界線が「歯状線(しじょうせん)」
歯状線より上は粘膜部分。下は皮膚部分となります。
肛門内側と出口付近には静脈叢(じょうみゃくそう)と呼ばれる
毛細血管が集まった部分があります。
歯状線より上の直腸粘膜の静脈叢周辺には、
知覚神経(痛みを感じる神経)は通っていません。
歯状線より下側の皮膚部分の静脈叢には、
知覚神経(痛みを感じる神経)が通っています。
いぼ痔(痔核)
いぼ痔(痔核)は名前のとおり、肛門にいぼ状のはれができる症状です。
歯状線をはさんで肛門の内側にできるものを内痔核(ないじかく)、
外側にできるものを外痔核(がいじかく)と呼びます。
内痔核(ないじかく)
このあたりの組織には知覚神経(痛みを感じる神経)が通っていないので、
痛みを感じることは少なく、出血によって初めて痔に気づく場合が多いようです。
排便時に便器が真っ赤になるほど大量の血が出ることもあります。
症状が進むと排便時にいぼが肛門の外に出てきたり、
炎症等による痛みを感じたりもします。
外痔核(がいじかく)
肛門外側の皮膚には、知覚神経(痛みを感じる神経)が通っているため、
いぼ痔(外痔核)ではほとんどの場合、痛みを感じます。
また急性炎症をおこし、血栓(血のかたまり)ができて大きくはれ、
激しく痛むこともあります。
いぼ痔(痔核)のおもな原因は
「便秘」や「下痢」、「排便時のいきみ」「座りっぱなし」など。
おもにに排便時のいきみや便秘等によって、
肛門部に負荷や圧力がかかり、直腸肛門部の血液循環が悪くなって、
毛細血管の集まっている静脈叢(じょうみゃくそう)がうっ血。
はれ上がってしまうのです。
歯状線より上の粘膜下の静脈叢がうっ血してできた、いぼ状のはれが「内痔核」
歯状線より下の皮膚部分の静脈叢がうっ血してできた、いぼ状のはれが「外痔核」
きれ痔(裂肛)
きれ痔(裂肛)は、肛門の出口付近の皮膚(歯状線の下にある肛門上皮)が
切れた状態のこと。「さけ痔」とも呼ばれています。
歯状線より下にある肛門上皮は、肛門内側の粘膜と違い、
知覚神経(痛みを感じる神経)が通っているので、
きれ痔には強い痛みが伴います。
症状は排便時の強い痛みや出血。
出血はトイレットペーパーに付く程度。多くはありません。
きれ痔(裂肛)のおもな原因は
便秘による硬い便の通過、下痢便の強い勢いなどで、肛門の出口付近が
切れたり、直腸肛門部の血液循環が悪くなるためです。
また、きれ痔は女性に多いといわれます。
これはダイエット等で食事量を制限し、便秘に悩む女性が多いからです。
無理なダイエット等で食事量が少ないと、
便のかさが増えず、腸管が刺激されないため、便秘になりやすくなります。
すると便が硬くなり、排泄されづらくなった便は、無理やり肛門を通過。
肛門上皮が裂けてしまうのです。
便秘気味の人は、きれ痔が慢性化。悪化する傾向があると言われます。
きれ痔は強い痛みが生じるので、排便を我慢しがち。
より便秘を引き起こしてしまいます。
すると、便秘のために便は硬くなり、肛門を傷つけやすくなります。
便秘はこうした悪循環をもたらし、治りにくくなることもあります。
痔ろう
肛門の周囲が化膿して膿がたまり、はれてズキズキと痛みます。
38~39℃の発熱を伴います。(肛門周囲膿瘍)
肛門周囲膿瘍が進みたまった膿が出てしまうと症状は楽になりますが、
膿のトンネルができているので(痔ろう)、常に膿が出たりします。
膿のトンネルができる「痔ろう」や、その前段階の「肛門周囲膿瘍」は、
市販薬では治すことができません。
この症状の場合は、すぐに専門医を受診しましょう。
痔ろうのおもな原因は
下痢などによって肛門の組織に細菌が入り込むためと言われます。
歯状線には、「肛門陰窩(こうもんいんか)」と呼ばれる上向きのポケットがあり、
粘液を出す「肛門腺」と呼ばれる腺があります。
小さなくぼみのため、通常はここに便が入り込むことはありませんが、
下痢をすると便が入りやすくなって、肛門腺に大腸菌等の細菌が入り込むためです。
肛門腺に大腸菌が入り、付近に傷があったり、体の抵抗力が弱っていると、
感染を起こして化膿。肛門周囲膿瘍になるのです。
さらに肛門周囲膿瘍が進行し、肛門の内外をつなぐトンネルができると、
痔ろうになってしまいます。
痔の予防と対処法
正しいおしりケアを身につけておけば、
痔にならず、痔も悪化しずらくなります。
ここではお手軽な予防と対処法をご紹介していきます!
お風呂は湯船にゆっくりつかる
入浴は、痔の予防法として効果的なもののひとつです。
肛門が清潔に保たれ、おしりが温まることで、
肛門のうっ血が改善されます。
できるだけ毎日の習慣にしたいものです。
大切なのは、シャワーだけではなく湯船にゆっくり入ること。
半身浴でもOKです。ぬるめのお湯でじっくり入りましょう。
無理なダイエットはしない
塗りなダイエットは避けましょう。
食事の量が少ないと便のかさが増えません。
少量の便ではなかなか便意が起こらず、
便秘になりやすくなります。
便秘や下痢を防ぐ
便秘や下痢は、痔の大きな原因のひとつです。
便秘による硬い便は、肛門を傷つけます。
下痢も肛門を刺激したり、細菌感染を起こしやいです。
バランスのよい食事を1日3食。
食物繊維をしっかり摂って、辛いものなど刺激物を控えたり、
お酒を控える等、食生活を見直しましょう。
便意を感じたらトイレを我慢しないことも大切です。
排便は3~5分程度にしましょう。
便が残っている感覚があっても、無理に出すのはNGです。
同じ姿勢を続けない
座り仕事、立ち仕事の人はとくに注意が必要です。
長時間、同じ姿勢でいることは、肛門がうっ血しやすく、
また冷えを生じさせます。
1~2時間に1回は立ち歩いたり、軽いストレッチ、体操など
体を動かし、姿勢を変える意識をしましょう。
まとめ
人には相談しづらい、言えない悩み「痔」
まさか自分が痔だなんて…と放置しがちです。
また肛門を見て確認するなんて、なかなか勇気がいるもの。
そんな悩ましい痔には3種類のタイプがありました。
タイプ別に症状も原因もさまざま。
痔ろうは専門医の受診が不可欠でしたね。
正しい知識を知り予防対処法を取り入れ、
おしりで悩まない生活の立てになりますように。
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