肥満症って
「症」がつくから、病気ってことだよね!?
ぽっちゃりって、単なる肥満じゃないの??
肥満の人、はみんな病気なの!??
いつもブログをみてくださりありがとうございます。
アラフォー女子代表、お一人様のひろみです。
多くの女性の頭の中は、ダイエットのことでいっぱいです。
美味しいものは食べたいけど、体重、体型、肥満が気になり…
我慢しようとするけれど、誘惑に負け食べちゃって…
それなら運動しようと意気込むものの、三日坊主…続かない。
アラフォーにもなると加齢から代謝も衰え、
食事の量を減らしたくらいじゃ、体重なんて減りやしません。
体重は減るどころか、増える一方。
体重増加、肥満って、本当に悩ましい女性の悩みですよね。
この記事ではそんな肥満、それも肥満症についてご紹介いたします。
肥満といえども、病気と認定される肥満症についてです。
ご自身が単なる肥満なのか?それとも肥満症という病気なのか?
しっかり見極め、病気になる前に、肥満解消できるきっかけに
していただければ幸いです。
肥満ってどんな病気なの!?
「肥満」とは、身長に比べて体重が多い状態を指し、
太っている状態であって、疾病を意味するものではありません。
肥満かどうかは体脂肪量によりますが、
体脂肪量をはかる簡便な方法が無いため、指標として
BMI(Body Mass Index)が世界的に広く用いられます。
WHO(世界保健機関)による肥満の判定基準は、
BMI30以上が肥満です。
日本ではBMI25以上を肥満としています。
BMIの計算式はこちら
BMI = 体重kg ÷ (身長m)2
適正体重 = (身長m)2 × 22
<参考>
身長155cmの適正体重は 52.8㎏ このときのBMI 21.97
身長160cmの適正体重は 57㎏ このときのBMI 22.26
一方「肥満症」とは、疾患、病気であり医学的に治療が必要です。
肥満に起因、関連する健康障害を有するか、
そうした健康障害が予測される、
内臓脂肪が過剰に蓄積した状態で、
減量治療を必要とする状態のことを指します。
現在問題になっているのは、
内臓のまわりに脂肪が蓄積する「内臓脂肪型肥満」です。
この型の肥満は、高血圧や脂質異常症(高脂血症)、糖尿病などの
生活習慣病と密接に関係しています。
内臓脂肪型肥満は「リンゴ型肥満」「隠れ肥満」などとも言われています。
日本人はBMI25を超えたあたりから、耐糖能障害、脂質異常症、
高血圧といった合併症の発症頻度が高まるそうです。
肥満症の症状
「肥満症」自体に症状はありません。
高血圧や脂質異常症、糖尿病を同時に発症していることも多いのですが、
これらの病気もほとんど自覚症状がありません。
症状がないからと放置していると、血管が硬くなる動脈硬化を引き起こし、
脳梗塞や心筋梗塞を発症する危険性が高まります。
糖尿病の合併症である腎症や網膜症、神経障害などの症状も現れます。
睡眠時無呼吸症候群、変形性関節症、腰痛症、月経異常、胆石症、脂肪肝、
肝硬変、がんなどのさまざまな病気も合併して起こります。
つまり自覚症状がない肥満症は、放置していると、
大きな病気、リスクの高い病気を発症させてしまいます。
日常生活の中で、自分の体重が正常体重であるか?
BMI数値は基準内であるか?
自己チェックする習慣が必要です。
さきほども説明したように、肥満かどうかはBMI(体重kg/[身長m]2)で
判定します。BMIが25以上であれば肥満です。
さらに、腹部のCT(コンピュータ断層撮影)で、
内臓脂肪の面積が100cm2以上
(胴まわりが男性で85cm以上、女性で90cm以上)だと内臓脂肪型肥満です。
これに加えて、血圧、血糖、血清脂質(コレステロールや中性脂肪)のうち
2つ以上が危険な数値であれば、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)
と診断。治療の対象となります。
肥満症の原因
当たり前のことですが、ずばり
食べすぎと運動不足が原因です!!
カロリー消費量よりも、カロリー摂取量が上回る
毎日の生活の積み重ねが肥満症につながっています。
※遺伝的な要素も関係すると言われています。
肥満症の解消・予防
「肥満症」の治療は食事療法と運動療法が基本となります。
血圧や血糖値、血清脂質の管理を行って、体重を減らすことが重要です。
BMIが27を超え、高血圧などを合併している場合は、薬による治療が
行われることもあります。また病気の合併を回避する治療も行われます。
摂取エネルギーが、消費エネルギーを上回っておこる肥満が単純性肥満です。
肥満の全体の95%がこのタイプにあたります。
つまり食生活や運動習慣など、肥満になりやすい生活習慣を見直すことで、
単純性肥満は予防できると考えられます。
食生活の見直し
夜食を控える
脂肪細胞は、体内時計の調節機能を持ち、脂肪を蓄積する働きがある
「BMAL-1」というたんぱく質が生成されます。
このたんぱく質が、翌日の活動に備えてエネルギー貯蔵を行うため、
夜はその生成量が増加。
夜は太りやすい時間帯なのです。
1日3食規則正しい食生活
朝食を抜いたり、夜中に食事をするような不規則な食事の習慣は、
生体リズムを乱してしまいます。
結果、内臓脂肪蓄積の原因になります。
よく噛んで時間をかけて食べましょう
脳の満腹中枢が働くまで、約20分かかります。
そのため、よく噛み、ゆっくり食べることが、過食の防止になります。
硬い食材を選んだり、大きめに切ったり工夫することで、
咀嚼回数を増やせます。
ゆっくり食べることは、消化管ホルモンの一種であるインクレチンの
分泌がより高まります。インクレチンには満腹感の持続する作用があります。
栄養バランスの良い食事
欧米型の食生活の影響から、日本人も肥満の人口が増えています。
動物性脂肪の摂取量が増えていることが理由です。
また菓子類や清涼飲料水の過剰な摂取が、肥満につながるとも。
同じものばかり食べるなど、栄養に偏りのある食生活は、
太りやすい体を作ります。
糖質、たんぱく質、脂質をバランスよく摂取し、ビタミンやミネラル、
食物繊維も積極的に摂取しましょう。
ビタミンやミネラルは体内の代謝を促し、食物繊維は糖質や
コレステロールの吸収を穏やかにします。
アルコールは適度に
アルコール1gは約7kcalです。
ビール350mlで150kcal。日本酒1合で200kcal。
ワイングラス1杯で100kcal。意外と高カロリーです。
加えて、中性脂肪を増やしてしまいます。
また脂質やたんぱく質の多いつまみを摂りがちなため、
内臓脂肪を増やす大きな原因になります。
適量を心得ましょう。
運動と日常活動の見直し
1日のエネルギー消費量のうち、50~70%を安静時の基礎代謝量が占めます。
身体活動によるエネルギー消費量は約20~40%。
そのうちの半分は、運動、スポーツではない、生活活動によるエネルギー消費で、
「ニート」と呼ばれ、いま注目されています。
歩行、家事、子供と遊ぶなどなど…
日常の活動は、運動強度としては、軽めのウエイトトレーニングやゴルフ、
バドミントンといったスポーツに相当します。
普段からエレベーターを使わないなど、ちょっとした距離は歩くなどの工夫で、
特別に運動の時間を設けずとも、日常動作の積み重ねでニートを増やせるため
肥満改善効果も望めます。
まとめ
単なる肥満、ぽっちゃり体型だからと言って、放置していると
大変なことになっているかもしれません。
ずっと美味しいものを食べたい続けたいからこそ、自分のカラダを
適切に管理していきましょう。
ちょっとした生活の見直しでカロリー摂取、エネルギー摂取が見込まれます。
危険を伴なう肥満症になる前に、体重コントロールで回避しましょう!
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